高村光太郎『風に乗る智恵子』朗読mp3
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狂つた智恵子は口をきかない
ただ尾長や千鳥と相図する
防風林の丘つづき
いちめんの松の花粉は黄いろく流れ
五月晴(さつきばれ)の風に九十九里の浜はけむる

高村光太郎『あどけない話』朗読mp3
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智恵子は東京に空が無いといふ。
ほんとの空が見たいといふ。
私は驚いて空を見る。

高村光太郎『レモン哀歌』朗読mp3
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そんなにもあなたはレモンを待つてゐた
かなしく白いあかるい死の床で
私の手からとつた一つのレモンを
あなたのきれいな歯ががりりと噛んだ

高村光太郎『鉄を愛す』朗読mp3
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君のうしろの暖炉の上の
えい鶴銘の下のところに隠れてゐる
鉄の燭台を取ってくれ。
古金屋の物置にありさうなものだが、
まあ埃を拭いてこの分厚な樫の台の上にのせよう。

高村光太郎『葱』朗読mp3
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立川の友達から届いた葱は、
長さ二尺の白根を横たへて
ぐっすりアトリエに寝込んでいる。

有名な詩
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