高村光太郎『下駄』朗読mp3 ドコモ・Sバンク→1

地面と敷居と塩せんべいの箱とだけが見える。
せまい往来でとまつた電車の窓から見ると、
何といふみそぼらしい汚らしいせんべ屋だが、
その敷居の前に脱ぎ捨てた下駄が三足。
その中に赤い鼻緒の
買い立ての小さい豆下駄が一足
きちんと大事相に揃へてある。
それへ冬の朝日が暖かさうにあたつてゐる。


せんべい屋夫婦の子供の下駄なんでしょう。微笑ましい光景です。 こういうふうに景色に注意して、ドラマを読み取りながら散歩するのは 楽しいものです。

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