高村光太郎『偶作 四篇』朗読mp3
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急にしんとして
山の匂のしてくる人がある



人生への怒は
自然への喜で消されない
あれはあれ、これはこれだ
まだ当分は


木を彫ると心があたたかくなる
自分が何かの形になるのを
木は喜んでいるやうだ



詩歌の城に詩はすまず
そこに住むのは家老ばかり
威儀三千は家老に問へ
詩だけはただの親仁(おやじ)にきかう

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