高村光太郎『とげとげなエピグラム』朗読mp3

ドコモ・Sバンク→12

おれは求めてゐる、
いちばん親身な敵を、
安心して
喧嘩の出来る敵を。



詩はおれの安全弁
無くてはならぬもののいのちは
うちからきまる。
外からきまるのは値段ばかり。



非難はたのもしい
おれのうちの処女林が
まだ人手にかからぬわけ。



おれの手の届かないさきを人がやる、
人の手の届かないさきをおれがやる、
それでいい。



彫刻はおれの錬金術、
出ないかもしれない金を求めて、
この禁苑の洞窟(ほらあな)に烈火をたく。
あんまりそばへ寄るな。



どうかきめないでくれ、
明るいばかりぢやない、
綺麗なばかりぢやない、
暗いもの、きたないもの、
あきれたもの、残忍なもの、
さういふ猛獣に満ちてゐる
おれは砂漠だ。
だから綺麗な世界に焦がれるのだ。


このときは「SOUND DESIGNER」という雑誌のコンプレッサー 特集に触発され「コンプレッサー深めにかけたる」と思って マイナス20デジベルくらいから潰したらすごく気持ち悪い音になったから やっぱり普段どおり(ほとんどかけない。ピークを叩くだけ) にしたのでした。

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