高村光太郎『葱』朗読mp3

ドコモ・Sバンク→12

立川の友達から届いた葱は、
長さ二尺の白根を横たへて
ぐっすりアトリエに寝込んでいる。
三多摩平野をかけめぐる
風の申し子、冬の精鋭。
俵を敷いた大胆不敵な葱を見ると、
ちきしょう、
造形なんて影がうすいぞ。
友がくれた一束の葱に
俺が感謝するのはその抽象無視だ。

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