高村光太郎『けもの』朗読mp3
けもののをんなよ
限りのない渇望におちふけるをんなよ
盲人のしつこさを以てのしかかるをんなよ
海蛇のようにきたならしく
ぬかるみのようにいまはしいをんなよ
けれど、かなしや
お前をまたも見にゆくのは
さばかりお前がけものなるゆゑ
いまはしいゆゑ
女にはもうコリゴリと言いながら、それでも女に惹かれてしまう、
愛憎入り混じる複雑な気持ちです。
ケモノとかしつこいとか
汚らしいとかヒドイ言葉が並び、フェミニズム団体のオバサンが
見たら猿のようにキッキと怒り狂いそうですが、
個々の単語にヒステリーに反応するのでなく、ちゃんと文脈の中で理解したいものです。
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