高村光太郎『旅にやんで』朗読mp3
いつでもあの自然のふところに
何処か知らぬがまだ眼のさめぬものがある。
何処かまるで違った甲どころに
このてにをはを押し流す深さが隠れている。
見果てぬ時のかなたよりわしを呼ぶは何物ぞや。
旅ににやんで夢は枯野をかけ廻る。
わしはもう一歩出よう。
高村光太郎は、彫刻によって立とうとする自分を、俳諧によって立とうとする芭蕉の姿に重ねて いるのでしょうか。何度目かの録音です。
自然の力を信じて進んでいくという「道程」に通じるテーマを感じます。
「旅にやんで夢は枯野をかけ廻る」は、芭蕉の句でも特に好きです。 「やんで」の「で」で声が歪みやすかったです。
外にはワクワクする風景が広がっているのに、布団の中に伏せっていないと いけない、そのいたたまれない気持ちがにじみ出ています。
芭蕉はねながらさう思った
俳諧は天地の間に正しく立った
この道は人をあやまるまい
天然のおきては人を偽るまい
いつでもあの自然のふところに
何処か知らぬがまだ眼のさめぬものがある。
何処かまるで違った甲どころに
このてにをはを押し流す深さが隠れている。
見果てぬ時のかなたよりわしを呼ぶは何物ぞや。
旅ににやんで夢は枯野をかけ廻る。
わしはもう一歩出よう。
高村光太郎は、彫刻によって立とうとする自分を、俳諧によって立とうとする芭蕉の姿に重ねて いるのでしょうか。何度目かの録音です。
自然の力を信じて進んでいくという「道程」に通じるテーマを感じます。
「旅にやんで夢は枯野をかけ廻る」は、芭蕉の句でも特に好きです。 「やんで」の「で」で声が歪みやすかったです。
外にはワクワクする風景が広がっているのに、布団の中に伏せっていないと いけない、そのいたたまれない気持ちがにじみ出ています。