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無料解説音声「高村光太郎と智恵子」

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高村光太郎『失はれたるモナ・リザ』朗読mp3
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モナ・リザは歩み去れり
かの不思議なる微笑に銀の如き顫音を加へて
「よき人になれかし」と
とほく、はかなく、かなしげに
また、凱旋の将軍の夫人が偸視の如き
冷ややかにしてあたたかなる
銀の如き顫音を加へて
しづやかに、つつましやかに
モナ・リザは歩み去れり

モナ・リザは歩み去れり
深く被はれたる煤色の仮漆こそ
はれやかに解かれたれ
ながく画堂の壁に閉ぢれたる
額ぶちこそは除かれたれ
敬虔の涙をたたへて
画布にむかひたる
迷ひふかき裏切者の画家こそはかなしけれ
嗚呼、画家こそははかなけれ
モナ・リザは歩み去れり

モナ・リザは歩み去れり
心弱く、痛ましけれど
手に権謀の力つよき
昼みれば淡緑に
夜みれば真紅なる
かのアレキサンドルの青玉の如き
モナ・リザは歩み去れり

モナ・リザは歩み去れり
我が魂を脅し
我が生の燃焼に油をそそぎし
モナ・リザの唇はなほ微笑せり
ねたましきかな
モナ・リザは涙をながさず
ただ東洋の真珠の如き
うるみある淡碧の歯をみせて微笑せり
額ぶちを離れたる
モナ・リザは歩み去れり

モナ・リザは歩み去れり
かつてその不可思議に心をののき
逃亡を企てし我なれど
ああ、あやしきかな
歩み去るその後かげの慕わしさよ
幻の如く、又阿片を燔く烟の如く
消えなば、いかに悲しからむ
ああ、記念すべき霜月の末の日よ
モナ・リザは歩み去れり


高村光太郎が長沼智恵子に出会う前に恋慕の情を抱いた女性(吉原河内楼の若太夫)について歌った 詩です。よほど光太郎は熱を上げたのたようです。

てんで相手にされず子供扱いされて軽く振られた感じがこの詩には出てます。

絵の中のモナ・リザが絵を飛び出して画家(光太郎)の前から永遠に 去ってしまった、というたとえが詩的です。
「モナ・リザは歩み去れり」が各連の始めと終わりに二回ずつ、計十回も 繰り返されています。

凱旋の将軍の夫人が偸視の如き
凱旋の将軍のように勝ち誇った夫人の流し目

かのアレキサンドルの青玉の如く
アレキサンドル石。普段は青緑だが、火を透かすと赤紫に見える

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